40代の矯正
40代では、お子様の矯正治療がきっかけとなったり、長年のコンプレックスを解消したい!と思われて矯正治療を開始されるケースが多くあります。しかし、そのように矯正治療を始めらた患者様も始めるまでは、これを読まれている皆様と同じような悩みや不安をお持ちでした。そのような患者様の不安な気持ちを少しでも取りのぞきたいと思っていますので、どんなに小さなことでも遠慮なくご相談ください。
こんな心配や不安ありませんか?
- ●40代からでも歯は動くの?
- ●手遅れになっていない?
- ●大人の矯正は長くかかると聞いたけど・・・
- ●詰め物や被せ物があっても矯正できる?
- ●見た目が目立たないか心配・・・
このような気持ちで悩んでおられる方がたくさんおられるかと思います。「こんなこと聞いていいのかな・・・」と思わずに、何でも話してみてください。また、下記にて、40代の治療例をご紹介していますので、参考にご覧下さい。
40代の治療例
主訴 | 歯並びにガタつきがある |
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診断名 | 叢生 |
年齢 | 44歳1ヶ月 |
治療に用いた 主な装置 |
セルフライゲーションブラケット装置(クリッピーC) |
抜歯部位 | 非抜歯 |
治療期間 (通院回数) |
1年8ヶ月(通院回数 20回) |
治療費用 | 935,000円 |
リスク・副作用 |
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治療前
治療後
矯正治療と年齢について
40代でも50代であっても、健康な歯茎と歯を支える組織があれば、歯を動かすことができます。歯周病の方の場合、歯周病の管理(歯科医院でのクリーニングなど)を行いながら矯正治療を行います。
治療期間について
ケースの難易度によって治療期間が異なることはありますが、年齢によって治療期間が長くなるということはありません。
40代に知っておいてほしいこと
矯正治療の目的は「見た目の改善」だけではないということをご存じですか?特に40代の方に知っていただきたいのが、矯正治療が歯周病リスクを軽減するということです。歯周病対策に必要なのは、「細菌のコントロール」と「力のコントロール」です。歯並びを整えることでケアしやすい環境を整え細菌を減らし、悪い咬み合わせを正すことで過剰にかかっている力の負担を軽減します。
40代におすすめの矯正治療
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親子で矯正治療
お子様の矯正治療がきっかけとなり、親子で矯正治療に取り組む方もおられます。親子でアドバイスしあったり、励まし合ったり。「一人じゃない」ということは、お互いにとって心強いことです。矯正治療、私たちも出来る限りのことをお手伝いしますので、親子で楽しんでください!
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目立たない矯正
矯正装置が目立つのは恥ずかしい・・・と気になっていませんか?従来の矯正治療は、表側につけた矯正装置がギラギラして目立つイメージが強かったかと思いますが、最近では表側の矯正装置もセラミック製の目立ちにくいものになっていたり、舌側矯正(歯の裏側からの矯正)やマウスピース型矯正装置でまわりに気付かれないように矯正治療を行うことができます。
矯正治療のリスク・副作用
- 個人差がありますが、歯に痛みや違和感が出ることがあります。
- 唇や頬に矯正装置が擦れやすく、口内炎ができやすくなります。
- 矯正装置を付けると歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯肉炎、歯周病にかかるリスクが高くなります。
- 矯正治療後、保定装置を装着していただけないと後戻りする可能性があります。
- 使用する矯正装置によっては、完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、
医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。